2回途中でKOされた千賀滉大(ロイター=USA TODAY Sports)

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 メッツの千賀滉大投手(31)がまさかの2回途中KOだ。13日(日本時間14日)のドジャースとの優勝決定シリーズ初戦(ドジャースタジアム)に先発した千賀だったが、制球に苦しみ、カットボールが決まらなかった。

 初回の大谷翔平との対決はストレートでニゴロに仕留めて上々のスタート。しかし、続くベッツから制球を乱して3者連続四球を許すなど二死満塁とし、マンシーに中前に2点適時打を運ばれて先制点を許した。若い捕手・アルバレスとの呼吸も合わず、暴投やピッチクロック違反にも苦しんだ。2回に一死二塁から再び大谷を迎えると、初球の真ん中に入ったカットボールを右前に弾かれて追加点。千賀は2回途中を30球、2安打3失点、4四球の乱調で降板し、2番手に元西武のギャレットがマウンドに向かった。

 今季は右肩痛、左足痛に苦しんで1試合で1勝。フィリーズとの地区シリーズ初戦で先発復帰し、2回を1失点、3奪三振と復調の兆しを見せた。中7日でドジャース戦に臨んだが、メンドーサ監督の期待を裏切り、序盤からリリーフ陣出動の事態となった。