「好きの気持ちを大切に」 パリ五輪金メダリストが小学生に心情告白
パリ五輪のレスリング競技で金メダルを獲得した男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎選手(28)と、男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(れい)選手(28)が10日、大阪府大阪狭山市の市文化会館(SAYAKAホール)で、はつしば学園小学校(堺市東区)の児童531人らを前に講演した。
講演した文田健一郎選手(左)と樋口黎選手=2024年10月10日、大阪府大阪狭山市狭山1丁目、大蔦幸撮影
文田選手は小学生でレスリングを始めたが、最初は恥ずかしくて周りに言えなかったと告白。堂々と言えるようになって強くなったと言い、「好きの気持ちを大切に、周りにも言って応援してもらおう」と話した。府内出身の樋口選手も「目標を持つだけじゃなくて、やりたくないこともがんばる。困難を一つずつ楽しんで立ち向かって欲しい」と語った。
2人と腕相撲をした6年生の石川隼(はやて)さんは「金メダリストに会えて緊張した。苦手なことも得意なこともがんばりたい」と笑った。(大蔦幸)