3回を無失点に抑えたビーズリー(撮影・山村菜々子)

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 「フェニックス・リーグ、DeNA1−4阪神」(9日、SOKKENスタジアム)

 CSファイナルSでの登板が見込まれている阪神の西勇とビーズリーが調整登板し、順調な様子を見せた。西勇は「投げられる一球一球に対して安心して調整を終わりたい」と捕手・長坂とも多く対話しながら、全球種を満遍なく投球。

 初回は関根、西巻、度会を抑え、二回も3人で料理した。三回は味方の失策から関根に適時打を許したが、3回1安打1失点(自責0)。9月20日・DeNA戦以来の登板だったが、「全然良かった。間隔が空いてる、若干不安あったんですけど、払拭された」とうなずいた。

 ビーズリーは9月28日のヤクルト戦(神宮)で打球が右太もも裏を直撃して以来のマウンド。「体をしっかり動かして投げる」こと、「ストライクゾーン内にボールがたくさん投げられる」ことを意識した。

 五回先頭に四球を出した以外は完璧な投球で、3回無安打無失点、最速151キロを記録。「感覚的には良かった。変化球とか、いつも投げないカウントで投げたりできた」。続けて「気持ち的にはもう準備はできている。あとは体がしっかりと完璧な状態で臨めるかに集中している」と力強く話した。