また、現在バルセロナを率いるハンジ・フリック監督に対しては「彼には長らくここにいてほしい。というのも、それは僕らのクラブが多くの成功を収めたことを意味するからだ」という言葉で敬意を表明しつつ、「僕はまだその道では一流になれていないけれども、目標は監督になることなんだ」と明言。自身が「サッカーと離れることはできない」とした上で、次のように言葉を紡いだ。

「サッカーは僕の人生そのものさ。次の日に最高の自分を見せるため、時間をかけてきた毎日に終わりがくるなんてね…。だけど、次の章に向かうため、アカデミーを通して再びトレーニングに励む必要がある。この姿勢はラ・マシアで学んだもので、僕が一生をかけて維持していきたい遺産のようなもの。既にコーチングコースに進むための第一歩は踏み出しているし、それはこれからの僕が全力を捧げるものになる。僕という人間を知っている人は、どれほど頑固者かをわかってくれると思うんだ。僕はこの道を突き進み、うまくやっていくことを決めたんだ」

「将来的には、(監督として)バルサに戻りたいと思っている。けれども、それは然るべき時、つまりバルサという偉大なクラブを率いるのに自分が適していると感じられるようになってからの話さ。今は『監督としてのイニエスタ』という新たなプロフィールを持つために、努力を重ねることだけを考えている」


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