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イスラエル軍は29日、中東イエメンの港を空爆したと発表しました。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃も続いていて、紛争が拡大の一途をたどっています。

イスラエル軍は29日、紅海に面するイエメンの港湾都市ホデイダで、石油施設を攻撃したと発表しました。この一帯を拠点とするイエメンの武装組織「フーシ派」は先週、イスラエルに向けたミサイル発射をくり返しており、これに対する報復攻撃としています。

イスラエル軍はヒズボラへの攻撃も続行していて、29日には新たにヒズボラの司令官を殺害したと発表しました。ヒズボラをめぐっては、イスラエル軍による攻撃で最高指導者ナスララ師や他の幹部の死亡が相次いでいて、指揮系統に深刻な打撃を受けているとの見方も出ています。

こうした中、アメリカABCテレビはアメリカ当局者の話として、イスラエル軍がレバノンとの国境沿いでヒズボラの拠点を排除するための小規模な地上作戦をすでに開始しているか、まもなく開始するとの見方を伝えていて、中東各地での戦火拡大に懸念が深まっています。