6回、百崎の犠飛で生還した小幡(左)を迎える和田2軍監督(撮影・伊藤笙子)

写真拡大

 「ウエスタン、くふうハヤテ5−6阪神」(29日、ちゅ〜るスタジアム清水)

 シーズン130試合を終え、阪神・和田2軍監督が総括した。チームは4位に終わったが、盗塁数は両リーグトップの126。6選手が2桁を記録するなど積極的な走りを見せた。「ファームはとにかくトライしていこうっていうことの積み重ね」ととし、「もっと走れる選手がいるんで、しっかり技術を磨いてほしい」と期待した。

 最も成長した投手には佐藤蓮を挙げた。「開幕当時はストライクを取れるかどうかという投手だった」ところから、「ファームでは堂々たるものに」と称賛。野手は井上とし「やっと一皮むけつつある」とうなずきつつ、選手には「上がるだけじゃなくて戦力として頑張ってほしい」と鼓舞した。

 秋を感じる肌寒さの中、3連勝で締めくくったシーズン最終戦。接戦を繰り広げ、九回に小幡の2点三塁打で試合を決めた。「最後の3連戦はしっかりとしたゲームができた。各選手の役割を果たしながら」とし、「ただ目標は1軍に上がって活躍すること。なぜここにいるのか、どうしたら1軍に上がれるかをしっかり考えて」とさらなる成長を促した。