ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地でのパドレス戦に「1番DH」で先発出場。決勝打含む3打数2安打2打点1盗塁の活躍で、チームの逆転勝利(4-3)に貢献した。チームはナ・リーグ西地区優勝へのマジックが2となり、26日(同27日)の同カードで勝ちを収めると3年連続の優勝が決まる。

■イチローに並ぶ日本選手最多の56盗塁

2位パドレスとの天王山、第2ラウンド。負けられない一戦で大谷が躍動した。第3、第4打席で2打席連続適時打を放つと、6回には二盗に成功。イチロー(当時マリナーズ)が2001年に記録した日本選手最多56盗塁に並んだ。
この日は3打数2安打2打点1盗塁の大活躍。打率.303はリーグ3位で、53本塁打と125打点はそれぞれ同1位をキープした。また、56盗塁はエリー・デラクルーズ内野手(レッズ)の65盗塁に次ぐ2位となっている。
試合後、取材に応じた大谷は「各打席いい場面で回ってきたので、そこで打てて少し感情的なもの、うれしさが出た」と明かし、雄叫びをあげて味方を鼓舞した理由について説明した。
プレーオフに向けた雰囲気がエネルギーとなり、プラスに働いているか、という趣旨の質問に対しては「それはそうですね。かなりあると思います。ファンの盛り上がりも、チームの士気も高いと思う。そこはより集中できる材料になる」と話した。

■「年齢を重ねるごとに打撃技術も向上」

得点圏での打席など大事な場面での心構えについても言及。「基本的には場面に関係なく、自分のいい打席を送れば、いい結果が出ると思っているので。もう本当にそこに集中したいと思っている」とした。
また、記者から「打席の感覚はいいと思うが、過去にもそういう感覚はあったか」と尋ねられると、「感覚はある。もちろん年を重ねるごとに打撃の技術がやっぱり上がってくると思う。フィジカルもそうですけど、そういう地力みたいなものが少しずつ形になっているのかなと思う」と応じた。