OBS

写真拡大

パリオリンピック™のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した大分市出身の江村美咲が凱旋。苦しみながらもメダルをつかんだ大会を振り返り、今後の抱負を語ってくれました。

【写真を見る】江村美咲「終わってからすごく解放された」3回戦敗退…団体で銅メダル 苦難乗り越えたフェンシング世界女王

21日、JR大分駅前で行われたイベントに登場した江村美咲。集まった大勢の観客に、花の都でつかんだメダルを披露しました。

江村:
「なかなかオリンピックが終わって帰るタイミングがなかったので、やっとこういう風に大分の皆さんにお会いできてすごくうれしいです。私はメダルがすべてじゃないと思っているんですけど、喜んでもらえて良かったと思います」

パリオリンピックの開会式で日本選手団の旗手を務めた江村は、フェンシング女子サーブルに出場。金メダルを目指した個人戦では、まさかの3回戦敗退に終わったものの、団体戦ではエースとして活躍し、日本勢としてこの種目で初めてとなる銅メダルを獲得する快挙を成し遂げました。

江村:
「なんか本当に苦しかったんです。もちろん競技の最中も苦しかったんですけど、終わってからすごく解放された気分になって…自分ってそんなに苦しんでいんだなと感じました。その苦しみから逃げずに最後まで踏ん張って、みんなに支えてもらいながら勝ちとったメダルなので、価値のある大事な思い出になりました」

帰国後は立場が一変。様々なメディアの露出が増え、競技に対する注目度も高まりました。江村はこうした流れを加速させたいと話します。

江村:
「パリオリンピックを経験したので、フェンシングを広め、その価値も広めていくのも自分の役割の一つだと感じました。これからは今まで以上に積極的に競技の普及活動に取り組んでいきたいです」

地元への感謝を胸に、江村はロサンゼルスオリンピックでの金メダル獲得を誓います。

江村:
「大分では、合宿で何回もお世話になっていますし、世界で活躍できていないときから本当に応援してもらい、感謝しています。これからロスオリンピックに向けて頑張っていきたいと思っているので、引き続き注目して応援してもらえるとうれしいです」