「DHだから…」MVP逃した殿堂入り541発男、大谷の受賞を疑問視も元同僚が苦言「時代は変わった」
ポッドキャスト番組内で主張
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目から47本塁打、48盗塁と躍動。史上初の「50HR&50盗塁」の達成も期待される。今季MVPの有力候補と目される中、MLB通算541本塁打で殿堂入りもしているレジェンドOBが受賞を疑問視する発言をしたことに対し、元同僚が苦言。「時代は変わったんだ」と大谷の受賞を後押ししている。
昨夏に手術した右肘のリハビリシーズンということで二刀流を封印し、今季は打者専念の大谷。それでも打って走っての大活躍で、早くも今季のMVPという声が識者やファンの間で広がっている。
そんな中で海外メディア「Z101」のドミニカ人MLB記者ヘクター・ゴメス氏がX(旧ツイッター)に投稿した内容が話題に。MLB通算541本塁打のレジェンド、デービッド・オルティス氏による「彼ら(MLB)は、私がDHだったからMVPを与えないことについて、常に“問題”を抱いていた。今年はMLBの“かわいこちゃん”であるオオタニがレースにいる。彼らが何て言うか見てみようじゃないか」という発言だ。
これについて米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」のXの動画内で、オルティス氏とは1998年からツインズで5年間、2014年にはレッドソックスでも同僚だったAJ・ピアジンスキー氏は「んっふふふふ 誰かがちょっと嫉妬しているようだ」とオルティス氏の発言に注目した。
「デービッドもオオタニのような年を過ごしたことはなかった。デービッドもいくつか素晴らしい年があった。彼は俺の友達だし」とフォロー。さらに「デービッドの最高の年である2006年には54本塁打、137打点を記録した。信じられない年だ。でも彼には盗塁がないし、打率は.287で、OPSは1.049。素晴らしい、偉大な年だ」とオルティス氏の功績も称えた。
それでもピアジンスキー氏は「オオタニが今年やっていることとは違うんだ。ごめんよ、デービッド。時代は変わったんだ。愛してるよ、ブラザー。でもこれは間違っている」とし、大谷の偉業が別格であることを主張している。
(THE ANSWER編集部)