47号を放ち、ガッツポーズするドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

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時速190kmの爆速ライナー、打たれたカブス左腕は何を感じた?

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)に本拠地で行われたカブス戦に「1番・DH」で先発し、初回の打席で右中間に47号ソロ、2回には48個目の盗塁を決め、史上初の「47本塁打&48盗塁」に到達した。さらに本塁打は、時速190キロで右中間スタンドにライナーで突き刺さる異次元弾。被弾した投手は「素晴らしかった。楽しい経験だったよ」ともうお手上げといった様子でその瞬間を振り返っている。

 大谷は初回、カブス先発左腕のジョーダン・ウィックスと対戦し4球目、真ん中付近へのスライダーをとらえた。時速118.1マイル(約190.1キロ)、飛距離405フィート(約123.4メートル)という爆速のライナーが右中間スタンドへ飛び込んだ。

 この一発で大谷は、2021年にマークした自己記録のシーズン46発を更新。韓国のチュ・シンス(元レンジャーズ)が持つアジア出身選手の通算最多本塁打218本にも並んだ。カブスの地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」は試合後、ロッカールームでのウィックスのインタビューを紹介している。

 ウィックスは被弾について「オフスピードピッチの制球が少しうまくいかなかった。特に彼らのような優れたラインナップと対戦すれば……。彼らを称賛するよ。私のミスをうまく利用してよくやった」とお手上げといった様子。逆にたたえるほどだった。

 さらに「大谷にやられてどうだったか」という質問にも「素晴らしかった。楽しい経験だったよ。あれは真ん中低めのスライダーだった。私に何を言ってほしいのか分からないけど」と淡々と答えていた。

(THE ANSWER編集部)