大谷翔平、記録ずくめの1日で勝利に貢献 自己最多47号、アジア勢最多タイ、「47-48」、史上2位の「12」も
本拠地カブス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地カブス戦に「1番・DH」で先発出場し、初回にシーズン自己最多となる47号ソロを放った。2回には二盗を成功させ前人未踏の47本塁打&48盗塁(47-48)に到達。4打数2安打3打点の活躍で10-7の勝利に貢献した。MLB通算218号として韓国の秋信守(チュ・シンス)のアジア勢最多記録に並ぶなど、記録ずくめの1日となった。
初回の第1打席、大谷は先発左腕ウィックスのスライダーを捉えた。打球はあっという間に右中間スタンドへ。先頭打者弾となる47号ソロは打球速度118.1マイル(約190.1キロ)、飛距離405フィート(約123.4メートル)の超速弾だった。本拠地の観客は大熱狂。これで2021年に記録したシーズン46本塁打の自己最多記録を更新した。
メジャー7年目の大谷はこれで通算218本塁打。レンジャーズなどでプレーした秋信守のアジア人最多記録に並んだ。秋信守はMLBで16年間プレー。7度のシーズン20本塁打を放つなどしてきたが、大谷は異次元のスピードでこの領域に到達した。
既にMLB史上6人目の年間「40本塁打&40盗塁(40-40)」を達成し、史上初の「50-50」も期待される大谷。2回には四球で出塁すると二盗を決め、前人未踏の「47−48」に到達した。同一試合で本塁打と盗塁を記録したのは今季12試合目。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、1900年以降、12試合で両方を記録したのはわずか4人目だという。
最多は通算1406盗塁のリッキー・ヘンダーソンがヤンキース時代の1986年に記録した13試合。これに続くのが今回の大谷と、昨季のロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、1973年のボビー・ボンズ(ジャイアンツ)で12回だという。
ドジャースは一時4点差を追いつかれるも終盤にカブスを突き放し、10-8で勝利。大谷の記録ずくめの1日に華を添えた。
(THE ANSWER編集部)