自民党本部に掲げられた総裁選のポスターがデザインされた懸垂幕=同党本部で2024年9月2日午後1時15分、平田明浩撮影

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 自民党総裁選が12日、告示された。9人が出馬する見通しだ。届け出を前に東京都内の神社を参拝して「必勝祈願」をした小泉進次郎元環境相(43)は、記者団に「ここからが長いですから毎日を大切に、一つ一つ丁寧に私の思いを訴えて、最後は勝利を勝ち取ることができるように全身全霊で頑張っていきたい」と述べ、過去最長の15日間の選挙戦に意欲を示した。

【写真】権力闘争の頂点 自民党総裁の椅子

 告示日前日に滑り込みで出馬表明にこぎ着けた上川陽子外相(71)は記者団に「大変身の引き締まる緊張感の中にも、未来に向けてしっかりとやろうという思いだ」。当選4回で初の総裁選に挑む小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は「自民党では極めて異例だと思うが、総裁選に臨む私自身の姿が自民党が本気で生まれ変わる象徴になる」と意気込みを語った。【森口沙織、小田中大、野間口陽】