【鈴木誠也と一問一答】目を見張る今永昇太の適応力「僕は1年目は凄くしんどかった。凄いなぁのひと言」
◇ナ・リーグ カブス 6-3 ドジャース(2024年9月10日 ロサンゼルス)
カブスの鈴木誠也外野手(30)が10日(日本時間11日)、敵地ドジャース戦に「3番・DH」で先発出場。適時打を含む5打数3安打1打点の活躍で6-3の逆転勝ちに貢献した。前日9日のドジャース戦で4試合ぶりの安打をマークし、この日は1日のナショナルズ戦以来8試合ぶりのマルチ安打と、復調ぶりを証明した。
試合後の鈴木の一問一答は以下の通り。
――山本との再戦。そして終盤の逆転劇で活躍した。
「今日の由伸は凄く良かったですし、なかなか打つ手がなかったというか、難しかったなと思う。その後、切れずに最後までしっかりいい打席を迎えられたっていうのは良かったと思います」
――終盤の逆転について。
「打線ももちろん良かったと思いますけど、投手がこの強力打線をしっかり3失点で抑えて、粘り強くやってくれたから最後に僕たちが良い攻撃ができたと思っている。本当に今日は皆、良かったと思います」
――米国への適応については良く知ってるが、今年の今永の適応について思うことは?
「僕は1年目は凄くしんどかったですし、慣れるまでに凄く時間がかかった。そういう意味ではすぐ順応して、こうやって1年間怪我なくやれているのは凄いことだと思いますし、なかなかできることではない。凄いなぁのひと言」
――8回の猛攻は相手のミスにつけ込んだ。
「どのチームにもミスは出てきますし、そのミスが多ければやっぱり負ける流れにいきやすいと思う。今日はうちのチームがミスなくやれていたから、こういうゲーム展開に持ってこられた。相手がミスをしたところで僕たちがつけ込んでいけたのが今日の勝因だと思う」
――クルーアームストロングの好守について。
「良いプレーした時は(ベンチで)iPadを見ていて、守備自体は見てない。けど、とんでもないプレーをしているのは何回も目の前で見ているので、凄いですよね。グラブにマジックテープでも付いてるんじゃないかってぐらい凄いなと思います。相手からしたら最悪ですね」
――山本投手は今年1度対戦している。復帰戦で向こうも必死だと思うが、伝わってくるものは?
「ないっすよ、そんなの。やっぱり良い投手ですし、今日は多分球数も決まっていたんで、フルで初回から飛ばしてきていたのは分かっていた。それは前回やった時よりもスピードも速かったですし、スプリットの落ちも良かった。なかなかあのスピードであそこまで落差があってっていうのは、なかなか見きれなかったので難しかったですね」
――チームは3連勝で波に乗っている。
「僕はわからないですけど、相手のミスにつけ込んでいけたっていうのは良かった。やっぱり相手チームも強いのでなかなかミスも起きないところで、1つのミスでしっかり点を取れたのは良かったと思う。引き続き、なるべくこっちもミスしないようにやればまた勝利が見えてくる」
――山本投手の初球カーブはおや?という感じだった?
「いや、前回対戦もそうですけど、結構カーブを投げてくるのは分かっていました。僕の今の状態的にも変化球が打てていないっていうデータは出ていると思うので、なんとなく予想はしたから見切れた。真っすぐ1本だったら多分振っていたと思う。頭にあったから良かったのかなと思いますけど、ムズいっすね、あの球は。凄く良かった」
――なかなか見ることができない、今の大谷選手の活躍については?
「凄いのひと言ですね。皆と一緒だと思います。それだけですね。それしかなくないですか?他に何もないですよ。ファンの皆さんが思っているのと同じように思っている。それは全選手が思っていると思う。まあでも、いざ敵になれば抑えなければいけないところもありますし、なかなか難しい相手だと思いますけど、こうやって投手陣が抑えているから勝機もあると思う。僕はベンチで見ているだけなので何とも言えないですけど、ベンチからいろいろ勉強させてもらっています」