飲み会後の「シメ」の一品、地域特有の定番とは?(画像はイメージ)

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 【最近気になる注目ワード・50】仲間とワイワイお酒を飲むと、最後の「シメ」をどうするかという流れになることも多い。お酒の後のシメと言えば、全国的にはラーメンが定番だろう。しかし、各地域によって独特のシメ文化もあるようだ。

●がっつり食事系からスイーツまで! 地域ごとに独特のシメ文化



 まず想像がつきやすいのは、広島の「お好み焼き」。そもそも、お好み焼きは日本人なら誰もが知る広島の名物で、県民に深く愛されている。

 そのため「お酒のつまみにもメインにもシメにもお好み焼きを食べるよ」「広島でシメはお好み焼きでしょ」という声が多い。広島のお好み焼きにはうどんや焼きそばが入っているので、適度にお腹にたまる感じがシメとしての相性が良いのかもしれない。

 意外なシメとして人気なのが、沖縄の「ステーキ」だ。県外の人からは驚きの声が上がるが、「割とステーキでシメること多いよね」と沖縄では普通に受け入れられているよう。

 なぜステーキがシメとして浸透したのだろうか。米兵などを対象としたステーキ店の多くが沖縄では比較的遅い時間まで営業していたことから、「シメのステーキ」文化が生まれたという説も。最近では、シメステーキが沖縄旅行の目的のひとつにもなるほど浸透しつつある。

 北海道では「シメパフェ」が人気だ。酪農が盛んで、あらゆる場所で当たり前のように美味しいソフトクリームが食べられるスイーツ王国の北海道。老若男女問わず夜に甘いものをデザートとして食べる習慣があり、それが転じてシメのパフェ文化に繋がっていったとされている。

 札幌のすすきの周辺では、こだわりの材料でワンランク上のパフェを提供しているお店が多く、写真映えもするのでSNSとの相性も良い。お酒と共に味わえるパフェも多いので、男女問わず定着しているようだ。

人間の体はアルコールを分解するために糖質を使うため、お酒を飲んだ後にお腹を満たしたくなるのは理にかなっているそう。飲み会で大いに盛り上がった後は、各地域特有のシメを色々と試してみるのもいいかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている