【エルムS/穴ライズ】想定“8人気”以下の妙味に照準 前走×脚質×血統と「好走傾向」がずらり

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第29回エルムステークス(GIII、札幌ダ1700m)は昨年6番人気が制し、3連単は6→4→10番人気で20万馬券が飛び出すなど過去10年で4回10万馬券が出ている波乱もあり得る1戦。今年も穴馬台頭の可能性がある。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、エルムステークスの穴馬候補をピックアップ。ここでは「テーオードレフォン」を取り上げる。

テーオードレフォン

前走のマリーンSは、軽く促されて主導戦争いを制しハナヘ。3コーナーから番手のサンテックスに被せられ、逃げ馬には苦しい展開となったが、直線で盛り返す脚を見せて僅差の3着に粘り込んでいる。先着を許した2頭は、いずれも自身より軽ハンデだった馬たち。それを踏まえれば、勝るとも劣らないポテンシャルと言っていいだろう。
ストームキャット系は過去10年で【2.3.1.6】。勝率16.7%、連対率は41.7%と高水準で、ここ2年は連続して同系が1、2着を独占している。また、前走マリーンS好走組がこのレースで好成績を収めているように、ローテーションもばっちり。データでは大いに狙える一頭だ。
圧倒的に先行有利の傾向が出ており、4角6番手以下は【1.0.3.69】と、好走例は数えるほどしかない。唯一勝ったのは昨年のセキフウのみで、不良馬場で行われたようにイレギュラーな条件だった。先行馬から狙うのがエルムSのセオリーで、前走×脚質×血統と「好走傾向」が揃ったテーオードレフォンの激走に期待したい。