カンペナールツがツール第18S優勝 ポガチャルは総合首位維持

【AFP＝時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス（2024 Tour de France）は18日、第18ステージ（ギャップからバルスロネット、179.5キロメートル）が行われ、ロット・デスティニー（Lotto Dstny）のヴィクトール・カンペナールツ（Victor Campenaerts、ベルギー）が区間優勝を果たした。

　ターコイズブルーの水が壮観な人造湖セールポンソン（Serre-Poncon）湖の周りを走る今ステージは逃げ集団が支配する展開となったが、アワーレコードの元世界記録保持者であるカンペナールツは途中で逃げに合流すると、最後はゴール前のスプリント勝負を制して勝利。ゴール後にはフィニッシュラインで妻とビデオ通話をしながら涙を流した。

　湖を見下ろす細い下り坂では、ウノエックス・モビリティ（Uno-X Mobility）のトビアス・ヨハンネセン（Tobias Johannessen、ノルウェー）が落車したものの、崖から転落する大惨事は免れた。

　逃げ集団が約15分のリードを築く中、総合首位に立つUTE（UAE TEAM EMIRATES）のタデイ・ポガチャル（Tadej Pogacar、スロベニア）と同2位につけるチーム・ビスマ・リースアバイク（Team Visma | Lease a Bike）の前回覇者ヨナス・ヴィンゲゴー（Jonas Vingegaard、デンマーク）は、勝負を決める残りの3ステージに向けて力を温存。ともにメイン集団の中でゴールし、ポガチャルが3分11秒のリードを維持した。

【翻訳編集】AFPBB News