JRT四国放送

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看護師の卵たちに看護の精神を伝える特別講演が、5月30日に徳島市で開かれ、出産を控えた妊婦さんに対する心構えなどが伝えられました。

(きいろの助産師 浅田寿子さん)
「まずはみなさん、自身が寝る、食う、出す。睡眠と食事と排泄や感情、あとは笑うこと。これが満たされていないと、ケアに向かっていかない」

特別講演には、徳島県立総合看護学校の学生ら約400人が参加しました。

講師を務めた浅田寿子さんは、15年間徳島大学病院で勤め、2022年、徳島市で出張専門の助産院を開きました。

浅田さんは自身の経験から、助産師として妊婦に向かい合うための心構えを学生に伝えました。

(きいろの助産師 浅田寿子さん)
「産後ケアも大事だが、そこじゃなくて蛇口をしぼること。妊娠期から心配・不安を抱えている母親が、子どもが大変で産後しんどくなる。本来は蛇口をギュッとしぼれるような、本当に安心して妊娠期間中から過ごせるような体制づくりこそが根本」

(県立総合看護学校 新田千陽さん)
「女性にとって、妊娠、出産育児は、何回経験してもいろんな不安があると思う」

(県立総合看護学校 坂野文音さん)
「不安を抱えている患者に寄り添えるような看護師になりたい」