JRT四国放送

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徳島県が進めている新ホール整備計画案の調査結果が、このほどまとまりました。

徳島市の藍場浜公園で建設した場合、座席数は1504席、本体工事費は約142億円が見込まれるということです。

徳島県は、2023年11月に徳島市中心部の新たなまちづくり案を発表し、その際に新ホール整備については、藍場浜公園西側の御成婚広場を建設候補地に挙げていました。

関係者によりますと、2024年6月から開かれる徳島県議会6月定例会で、県が報告するこの新たな候補地での新ホール整備についての調査結果がまとまり、県議会への調整に入ったことが分かりました。

それによりますと、新ホールの客席は3階構造となり、座席数は1504席の固定席を基本として、仮設や立見席も追加が可能でオペラやオーケストラの上演もできる機能としました。

本体工事費は約142億円と試算しました。

また建設候補地の地下にある駐車場の解体や、一部機能移転に約12億円を見込んでいます。

この場所での埋蔵文化財調査は必要がないと見られ、設計の開始から約4年半程度で完成するということです。

これまで検討されてきた旧文化センター跡地での現行計画の本体工事は194億円と試算されていますが、建設費が急激に高騰したとしてもこの金額を下回る見込みだということです。

一方、JR徳島駅の北側開発のために、現在のJRの車両基地を旧文化センター跡地に移転させる計画について方針案が示されます。

それよりますと、周辺の鉄道高架整備と共に基地を高架にし、高架下部分についてはまちのにぎわい創出などに活用する案と、盛り土による平面での車両基地にする案の、二つの調査結果がまとまりました。

これらについても、県は6月から始まる県議会6月定例会で説明する方針です。