武豊騎手が同一重賞最長“ブランクV”狙う スワンSに3歳世代トップ級の短距離馬と参戦
武豊騎手がルガル(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)でスワンステークス(3歳上・GII・芝1400m)の35年ぶり2勝目を狙う。
武豊騎手はこれまでスワンSに22回騎乗。2回目の参戦となった88年にシンウインドで初制覇を果たした。しかし、その後は20回騎乗して92年トシグリーン、97年スギノハヤカゼ、99年ブロードアピールの2着が最高着順。2勝目に手が届いていない。
今年のパートナーは初コンビとなるルガルだ。3走前の橘Sを勝ち、続く葵Sが0秒1差の2着。3歳世代ではトップクラスの短距離馬といえる。古馬との初対決となった前走の朱鷺Sは0秒1差の3着だったが、直線で寄られる不利がなければ際どかったはず。今回はGIIとあってさらに相手が強くなるが、そう見劣ることはないだろう。
35年ぶりのスワンS制覇となれば、武豊騎手にとって同一重賞最長ブランクVとなる。レジェンドらしい“珍記録”が達成されることを期待したい。