えっ…!? マツダが「謎のオープンカー」を実車展示へ! 「ロードスター」じゃない”ロータリー搭載モデル”とは
マツダ「RX-8 “オープンカー”」実車展示
2023年10月2日、マツダは同社が保有するマツダミュージアムで、11月4日に2023年で発売から20年を迎える「RX-8」に関するイベントを開催予定だと、同社の公式SNSアカウントを通じて発表しました。
ここで行われる特別展示では、RX-8の元となったコンセプトカー「RX-EVOLV」を始め「RX-8 Hydrogen RE」といったクルマなどが展示されるようですが、この中に「RX-8オープンカー」が含まれるようです。
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RX-8は、マツダがかつて販売していたスポーツカー。1978年から続いたRX-7シリーズの後継機として、2003年3月に登場しています。
初代サバンナRX-7(SA22C型)から最終モデルとなったマツダRX-7(FD3S型)まで、2ドアクーペボディを継承していましたが、RX-8では前後ドアが観音開きになる“フリースタイルドア”を採用した4ドアクーペへと変化。
パワートレインには最高出力250馬力・最大トルク22.0kgmを発揮する、「RENESIS」と名付けられた自然吸気型ロータリーエンジン13B-MSP型を搭載しています。
そんなRX-8は2012年8月に生産終了し、以降ロータリーエンジンを搭載するマツダの市販スポーツカーは誕生していません。一方で、2023年9月14日にも、モーター駆動を基本とするシリーズ式プラグインハイブリッドモデルで、ロータリーエンジンを発電専用に搭載する新型「MX-30 ロータリーEV」が登場しており、スポーツカーではないものの新たな“ロータリーエンジン搭載車”が誕生しています。
そんな中、マツダはマツダミュージアムで、11月4日にRX-8に関するイベントを開催する予定だと、発表しました。このイベントで展示される車両の中に、RX-8のルーフを切り取ってオープンカー化したRX-8オープンカーが含まれているようです。
RX-8のラインナップに“カブリオレ”などのオープン仕様の設定はありません。RX-8オープンカーは市販モデルではなく、優勝パレードなどで活躍するパレードカーとして製作されたスペシャルモデルです。
RX-8オープンカーは屋根が切り取られたほか、強度確保や横転時の重大事故化防止のためのロールバー、パレード時のために通常より高く設定された後席の座面、その後部座席のヘッドレストを覆うように形成された起伏のあるトノカバーなどが追加されています。
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今回のイベントでは、車両の展示意外にも、RX-8のパッケージ開発を担当した任田功氏と「RENESIS(レネシス)」の開発を担当した木ノ下浩氏による特別講演や、RX-8カタログ・ポスターの展示、RX-8秘蔵映像の上映が行われます。