62分に投入され、決勝点をお膳立てした久保。(C)Getty Images

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 59分にアレクサンダー・セルロトのヘッド弾で同点に追いついたものの、レアル・ソシエダのファンはフラストレーションを溜めていた。

 その直後に久保建英、アシエル・イジャラメンディとともに投入されたモハメド=アリ・ショが持ち過ぎでボールを奪われる。イゴール・スベルディアやアリツ・エルストンドの縦パスがあっさりカットされる。

 前半にセルロトが何度もクロスをミスしても拍手で後押ししていたソシエダサポーターから怒号が飛び始め、怒りでバンバンと壁を叩く音が鳴り響く。
 
 そんな空気を一変させたのが、他でもない久保だった。81分、右サイドのタッチライン際でパスを受けると、ボールを浮かせてマーカーを抜き去り、さらに2枚をかわして左サイドへ展開。ここから送り込まれたクロスをカルロス・フェルナンデスがヘッドで合わせ、決勝点となるオウンゴールに繋がった。

 歓喜に沸くソシエダのファンからも「タケの突破は本当に凄い!」「やっぱりタケはサイドだといいな」といった賛辞が贈られた久保。この試合ではベンチスタートとなったが、やはりラ・レアルの攻撃にはタケが不可欠だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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