ディープインパクト引退式の様子(撮影:下野雄規)

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 現地時間10日、アイルランドのレパーズタウン競馬場で行われたチャンピオンズ・ジュベナイルS(2歳・愛G2・芝1600m)で、クールモアグループが所有するオーギュストロダン(Auguste Rodin、牡2・愛・A.オブライエン厩舎)が勝利を挙げた。

 オーギュストロダンは父ディープインパクト、母ロードデンドロン、母の父Galileoという血統の愛国産馬。母は2016年のフィリーズマイル(英G1)、2017年のオペラ賞(仏G1)、2018年のロッキンジS(英G1)を制した名牝で、叔母には2019年の英チャンピオンSなどG1を7勝した名牝マジカル(Magical)がいる良血馬。

 今年の6月1日に迎えたデビュー戦で2着、2走目の7ハロン戦を2馬身差で快勝。勢いのままに連勝で重賞初制覇を挙げている。同馬の父ディープインパクトは2019年7月に17歳で死亡しており、海外産馬のオーギュストロダンを含む現2歳世代がラストクロップとなる。