正反対なふたりの凸凹ラブコメ。『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん』の距離感が甘酸っぱすぎる
ニコニコ漫画の「電撃大王」にて連載中の『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん』は、対照的な性格のふたりがくり広げる超甘酸っぱい青春ラブコメです。
かわいらしくも声が小さいことで損しがちだった小森さんと、根はいいヤツながら声がデカすぎて残念な大林くんが、絶妙なハーモニーを奏でます……!
大林くんの大声がありがたい小森さん
引っ込み思案で、自分の小さな声が嫌いな小森さん。
彼女はいまクラスの打ち上げでカラオケに来ていたのですが、やはりこういった騒がしい場所は苦手のようです。
声が通らずわたわたしているうちに、 小森さんはその場のノリで強引に歌わされそうになってしまうのですが……。
そこに「俺にも歌わせろ〜!!」と、ひとりの男子が威勢良く立ち上がります!
小森さんが歌う流れをガン無視し、ノリノリで熱唱し始めたのは同じクラスの大林くん。
女子からは「小森さんの声聞こえないじゃん〜」とひんしゅくを買いますが、彼は自分の歌声で聞こえていないのかお構いなしです。
しかし小森さんにとっては好都合だったようで、彼女は大林くんの大声に後押しされて一曲歌い切ることができたのでした。
かくして、ふたりとも楽しくカラオケを終えた後の帰り道。
じつは小森さんに片思いをしていた大林くんは、チャンス到来とばかりに告白をすべくこっそり耳打ちしようとします。
……が、耳もとで彼のクソデカ大声を聞かされることになった小森さんは目を回し、何なら周囲にも丸聞こえという残念なオチに。ドンマイ大林くん……!
大林くんに急接近(?)する小森さん
カラオケでの一件から仲良くなったふたりは、その後もやきもきするようなほほえましいやり取りを見せてくれます。
とある朝、小森さんは何気なく大林くんに対し声をかけるも……。
「おはよう」のひと言が彼の耳に届かないとみるや、「聞こえた?」と顔を覗き込むという無自覚キュートぶりがたまらない小森さん。
そんな仕草にドキリとした大林くんは「んわ」と大声を出してしまい、彼女を驚かせてしまいます。
しかも、気を取り直して挨拶を返すその声量が、廊下にまで響き渡るレベルだったために……。
小森さんは、大林くんが廊下を歩く知り合いかだれかに向かって挨拶したものだと勘違い。
こんなすれ違いコント的なひと幕を展開してくれるところも、アンバランスなふたりならではな感じがあってたまりません。
さらには声が聞こえやすいようにという気遣いがいき過ぎるあまり、気付けば小森さんが耳もとに! なんて事態にも。
性格的には押せ押せなタイプの大林くんですが、彼女相手にはタジタジなのでした。
電話いらずな大林くんの恋の行方やいかに
声の大きさうんぬん以前に、どこか抜けたところのある小森さんを大林くんががんばってカバーしようとする姿も魅力の本作。
ある時には、スマホをなくしてしまった彼女のために大林くんが手助けしてあげることに。
大林くんに電話をかけてもらい、着信音が聞こえてこないものかとキョロキョロする小森さんがまた愛くるしさ満点。
そして幸いにも、クラスの男子が廊下でスマホが鳴っていることを教えてくれます。
ちなみに、小森さんのスマホの在りかは彼女のロッカーの中でした。
しかも小森さんが律儀に電話に出てくれたため、大林くんとしては彼女と通話ができて役得な展開に。
慌てて音量アップのボタンを連打する姿がなんとも笑えますが、気持ちはわかるぞ大林くん……!
さらにはラッキーなことに、大林くんはめでたく小森さんの電話番号をゲット!
しかしあまりに声がデカすぎたため、小森さんに音量を下げられてしまうところがちょっと切ない。というか、二重に聞こえるってスゴすぎる……。
電話いらずのクソデカ大声を持つ大林くんですが、果たして小森さんとの関係をさらに進展させることはできるのか!? 続くエピソードにも期待が高まります!
(画像はニコニコ漫画『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん』より)