【週末アニメ映画ランキング】「鬼滅の刃」が興収324億円を記録し国内歴代興収1位

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

12月26日〜27日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が遂にこの週末、国内歴代最高興行収入1位を記録した。週末2日間で動員57万5640人、興収9億0761万8200円を稼ぎ、11週連続で首位を獲得。公開73日間の累計動員は2404万9907人、興収は324億7889万5850円を記録した。宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」(興収316億8000万円)を抜き、19年ぶりの快挙となる。26日から来場御礼入場者特典第4弾配布、MX4D・4DXでの上映、ufotable描きおろし「鬼滅の刃」スペシャルすごろくの配布もスタートするなど記録更新を後押し。前週比は動員で204%、興収で232%という驚異的な成績をあげた。12月28日はメインキャラクターである竈門禰豆子の誕生日ということで、誕生日を記念し、ufotable描き下ろしミニキャライラストも公開。新年1月1日・2日には、TVアニメ「鬼滅の刃」がABEMAで全話無料一挙配信されることが決まるなど、2021年も引き続きどこまで記録を伸ばすのか注目される。

新作「劇場版ポケットモンスター ココ」は初登場2位のスタート。劇場版第23作目で、ポケモンに育てられた少年の姿を通し、ポケモンと人間の新しい絆の形を描き出す。25日から全国375スクリーンで公開され、土日2日間で動員23万4000人、興収2億7600万円をあげた。これは2018年7月13日に公開され、最終興収30億9000万円を記録した「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の興収比55.2%の出足だが、ファミリー層を中心に集客し、公開3日間では動員32万人、興収3億7800万円を記録している。最終興収で20億円以上が見込めるスタートとなった。

3位は「新解釈・三國志」。新作アニメ「映画 えんとつ町のプペル」は初登場4位。お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣のプロデュースにより、イラスト、着色、デザインなど総勢33人のクリエイターによる分業体制、クラウドファンディングを使い資金を募って制作された同名のベストセラー絵本をアニメ映画化したもの。西野自らが製作総指揮・脚本を手掛けた。25日から全国308スクリーンで公開され、土日2日間で動員14万4000人、興収2億0700万円の出足となっている。

5位は「約束のネバーランド」。「STAND BY ME ドラえもん2」は6位で、累計動員は173万人、興収は21億円を突破した。新作では他に、「ジョゼと虎と魚たち」が9位にランクイン。2003年に犬童一心監督により実写映画化された田辺聖子の同名小説を、新たに劇場アニメ化したもの。声優は中川大志と清原果耶が務めている。25日より全国150スクリーンで公開された。