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株式会社ソミックマネージメントホールディングス(以下、SMHD)とそのグループ会社である株式会社ソミック石川は、自律走行ロボットの制御システム開発において、3次元地図・自己位置推定のR&D事業を展開する名古屋大学発ベンチャーのマップフォーと提携したことを発表した。

●マップフォーの技術で「重筋作業の自働化」精度を高める
SMHDとグループ会社で自動車部品のボールジョイントを主力製品とするソミック石川は、ソミック石川が国内トップシェアを誇るボールジョイント製造で培ったサスペンション機構のノウハウを生かした、走破性・汎用性の高い自動走行車台を開発し、サービスロボットの分野での製品化を目指してきた。2020年9月29日には、自律走行ロボット活用で重筋作業の自働化をする促進サービス「SUPPOT」のテストマーケティングを開始している。


SUPPOT(サポット)は重量積載・不整地走行が可能な自律走行ロボットを活用し重筋作業の自働化を促進・導入するサービス。自律走行ロボットによる重筋作業の自働化促進を通して、人手不足の解消・労働災害の防止・作業効率化といった企業の経営課題解決を目指すというもの。
これらの取り組みの一貫として、農林水産省が主導する「スマート農業実証プロジェクト」に、静岡県・浜松市・JA/生産者・機器メーカーで構成される「静岡県スマートみかん実証コンソーシアム」のメンバーとして参加している。


SMHDは果樹園用に運搬補助ロボットを改良・導入管理をしていくにあたり、マップフォーの3次元地図・自己位置推定技術と連携することで、より高度な制御システムを実現し、プロジェクトのゴール達成に向けて共創していく。



同社はマップフォーとの提携でSUPPOTの目指す「重筋作業の自働化」の精度を高め、「人と先端技術の好循環」を生み出し、より人間らしい仕事に注力できる業務環境創出につなげていくとしている。

●SMHD、ソミック石川、マップフォーについて

株式会社ソミックマネージメントホールディングス:

ソミックマネージメントホールディングス(SMHD)は、2018年7月にソミック石川他グループ会社を統括するために設立された事業統括会社。100年に1度の大変革期に、事業領域・製品の新たな可能性に挑戦していくため、グループ全体最適を見据えて業務を行っている


株式会社ソミック石川:

ソミック石川はクルマの足回り部品であるボールジョイントと、クルマのシートに装着して急激な動作を制御し衝撃を和らげるダンパー製品を製造する自動車部品の開発型メーカー。提案から設計・開発、製造、そしてお客様への出荷まで、ほぼすべての工程を自社で行う「一貫生産体制」を構築している。主力製品であるボールジョイントとは、人間の関節のような役割をもつ重要保安部品で、大きく分けてステアリング系とサスペンション系の2つの分野に使用されており、国内トップシェアを誇っている。(同社調べ)


株式会社マップフォー:

株式会社マップフォーは自動運転システムのための3次元地図、位置推定技術を開発する名古屋大学発学生ベンチャー。SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術及び複合航法技術に強みを持っており、3次元LiDARを用いた地図作成システム「MapIV Engine」の提供や、低コストセンサーを用いたオープンソース複合航法システム「Eagleye」の開発を推進している。



(山田 航也)