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パナソニックは、セキュリティカメラ等の画像から、マスクを装着したままでも来店客の性別と年齢を推定できる機能を開発した。同社の画像解析システム「Vieureka来客分析サービス」の機能として追加するもので、この機能は業界で初めて(※)としている。

※ 2020年10月16日現在、AIカメラ上で動作するシステムとして(パナソニック調べ)

Vieureka来客分析サービスは、Vieurekaカメラ内の画像解析アプリによって「来店客の人数」や「属性情報(性別、年齢、滞留時間)」をデータ化するサービスを提供してきた。しかし、コロナ禍では大多数の来店客がマスクを装着する状況になり、顔認識から性別と年齢の属性を推定できないという課題が発生していた。



今回、PUX株式会社が開発したディープラーニングの手法を活用した顔検出エンジンをVieurekaカメラVRK-C301に搭載することで、マスク装着時においても性別と年齢の推定を行い、来店客の属性のデータ化が可能になった。



これにより、大多数の来店客がマスク装着していても来店客の属性情報を店舗のマーケティングデータとして活用することができる。

●従来エンジンと新エンジンの人数カウント結果の比較



人数カウント結果(イメージ):従来エンジン結果



人数カウント結果(イメージ):新エンジン結果

本機能は、2020年10月からグランフロント大阪 南館内にあるショウルーム「パナソニックセンター大阪」でテスト運用を開始し、新機能として2020年12月より公開予定。

●Vieureka来客分析サービスの概要

Vieurekaカメラ内の画像解析アプリにより、「来店客の人数」や「属性情報(性別、年齢、滞留時間)」をデータ化し、商品棚の陳列状況の変化をグラフィカルに確認できる。また、クラウドからカメラ内の画像認識機能を入れ替えることができるため、容易に新機能を追加することが可能。さらに、人物を消去した画像処理により、プライバシーを保護しているため、店舗で安心して利用できる。

※「Vieureka」および「Vieureka」ロゴはパナソニック株式会社の登録商標。

(ロボスタ編集部)