「ティトはずっと永遠に」。がんのために45歳で25日に亡くなったティト・ビラノバ氏に、バルセロナはクラブの公式サイトでこう別れのあいさつをした。「今日、彼は我々を残して去った。2011年から闘っていた病気に打ち勝つことができなかった」。

2011年8月17日、当時ペップ・グアルディオラ監督のアシスタントだったビラノバ氏の目を突いた現チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督も、「ビラノバの死はサッカーとバルセロナにとって悲しい一日だ。彼のご遺族と友人たちにとってはなおさらだ」とコメントしている。

スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、「ティトは素晴らしかった。サッカーと人生において勇敢だった。彼は忘れることのできないプレースタイルを守ったのだ」と語った。

黄金期をともに過ごしたMFアンドレス・イニエスタも、「言葉がない。あなたはずっと模範だった。これからもそうだ。決して忘れない。あなたの人生の一部だったことは誇りだ」と述べている。

フィオレンティーナMFボルハ・バレロは「今日、サッカー界は再び泣くことになった。ご遺族と友人たちに哀悼の意を」とコメント。レアル・マドリーからも、MFガレス・ベイルが「ティト、安らかに。ずっと忘れない」と述べ、DFセルヒオ・ラモスが「全員にとって、闘うことと力の模範」と話している。

イタリアのクラブも追悼の意を表した。

ミランは公式サイトで「栄光あるバルセロナとそのサポーターに、ミラン全体は愛情を注ぐ。彼は誠実なライバルで、最大限の敬意に値する立派なサッカーマンだった」と述べている。

同日行われたローマ対ミランでは、試合前に会場オリンピコのスクリーンに「チャオ、ティト」のメッセージとともにビラノバ氏の写真が映し出され、観客が追悼の拍手を送った。

インテルは公式ツイッターで「偉大な男に別れを。ティト・ビラノバ、安らかに」とメッセージ。パルマは「あなたは天からサッカーを教えるだろう」と述べた。ユヴェントスとイタリア代表のキャプテンであるGKジャンルイジ・ブッフォンは、「その顔は厳しさと、だが誠実さも伝えている。あなたと知り合うことはなかったが、その素晴らしい印象は決して忘れない」と話している。

ナポリのラファエル・ベニテス監督は、「スタッフ、特にマジョルカでチームメートだった我々のGKコーチであるシャビ・バレロを代表し、ティト・ビラノバのご遺族に強い抱擁と追悼の意を」とコメント。ユーヴェのアントニオ・コンテ監督は「ティト・ビラノバの死に心を痛めている。彼は人生とピッチにおける闘うことの偉大な模範だった」と語った。