20日に行われたコッパ・イタリア準々決勝セカンドレグ、ユヴェントス対ミランの一戦は、延長戦の末にユヴェントスが決勝進出を果たした。90分を終えて1−2と上回られたユヴェントスだが、延長戦にFWミルコ・ヴチニッチが2試合合計で勝ち越しとなる決勝点を挙げている。

アントニオ・コンテ監督は試合前、この日がFWアレッサンドロ・デル・ピエーロの夜になると話していた。そして、部分的には実際にそうなった。デル・ピエーロは前半に先制点を挙げている。試合後、同選手は喉をからした指揮官の代わりに、次のようにコメントした。

「僕らにとっては非常に多くの意味を持つラウンド突破だ。本当に誇りに思う。今夜の試合を戦えたことは素晴らしかった。僕が幸せであることを示せたと思う。ゴールと決勝進出を喜んでいるよ。僕らは強く突破を望んでいた」

リーグ戦でもまだミランの優勝が決まったわけではない。

「僕らはそれぞれのコンペティションで戦っていく。ミランが最後に勝てば、彼らの方が強かったということさ。僕らは最後まで苦しめたいと思っているよ」

一方、元ミランのユーヴェMFアンドレア・ピルロは、次のように話している。

「ミランのような素晴らしいチームを相手に、ファイナル進出を決めることができて、僕らは満足しているよ。シーズンの最初の目標にたどり着いた。両チームが勝利を目指したね。観客が楽しんでくれて、僕らもうれしい」

「(ズラタン・)イブラヒモビッチが交代してから、ミランは少し諦めていた? いやいや、彼らにはたくさんの選手がいるし、(2点目を挙げた)マキシ・ロペスがその価値を示したね。今日はこの勝利を祝おう。そして、日曜の試合に向けて、回復しようじゃないか」