日本のギャグは世界に通じる!

僕はかねがね思っているのですが、日本のお笑いというのは世界的に見ても相当にレベルが高いのではないでしょうか。まぁ海外のお笑いについてはまったく勉強したことがないので、適当な印象でしかないのですが、こんなに国民的にボケだのツッコミだのと役割を考えてネタ会話をしている国はないように思うのです。下手したら素人なのにオリジナリギャグを作っていたりと、とにかく日本人は笑いに貪欲。

ひょっとしてコレが世界で活躍するための秘策になるのではないでしょうか。巨人のラミレスが「ラミチャンデス!」「ゲッツ!」などとやると、みんな喜びますよね。ただ、アレは笑いとしてはかなり下の次元。勢いよくやってるだけでまんま他人のネタです。それでも、外人がカタコトでやったら面白いという現実。日本人なりのお笑い力を活かせば、海外+カタコト+オリジナリティでより大きな笑いを生めるように思うのです。

そういえば最近海外で成功をおさめているサッカー選手たちも、お笑い力が高い面子。入団会見で腕時計ふたつつけて、「私はホンダです。車のホンダではありません」などと自己紹介ギャグをかます選手もいたように、笑いによって現地に溶け込んでいるのでは。面白ファッションショー、エロナマズ、日常的顔芸、総天然小僧、真面目馬鹿、すべりブロガー、ニセ外人、ひとり新喜劇、キングオブパフォーマンス…結構な打率で笑いに走る輩ぞろいですしね。

現地に溶け込み、チームに溶け込むことが成功への近道なら、彼らは近道を一直線に走っているようなもの。入団会見での自己紹介など、必ず訪れるチャンスにボケーッと挨拶している場合ではありません。つかみのひと笑いで初対面の印象をよくすること。お笑い力で成功をおさめた彼らのように、僕らも「静かで大人しい日本人」という印象を打破していくべき。引っ込み思案なだけで、日本人は静かでも大人しくもないのですから…。

ということで、以外にも高いレベルのお笑い力があることが判明した岡崎慎司さんについて、4日の日テレ「しゃべくり007」からチェックしていきましょう。



◆長友さんは勢いがあるだけ!お笑い力ではザキオカさんが数段上!

4日の日テレ「しゃべくり007」に登場した日本代表コンビ。ひとりは欧州で大活躍をつづける長友佑都さん。もうひとりは欧州で中活躍をつづける岡崎慎司さん。長友さんは適当に安いトークを展開できますが、岡崎さんは大丈夫だろうかと、ブッキング当初から心配を集めていた組み合わせ。「インテル」のような鉄板ネタもなく、ぶっちゃけ世間の注目もそんなになく、特にしゃべるタイプでもない岡崎さんは、黙りこくったまま収録を終えるのではないかと心配されたのです。

しかし、フタを開けてみれば岡崎さんはファインゴールを連発。確かにトークポゼッションは長友7:岡崎3くらいの割合ですが、ゴール数・枠内シュート数では岡崎さんが圧倒。トークさせられている長友さんに鋭く突き刺さるザキオカカウンター。長友さんの天狗っぷりを見ようと思っていた僕も、思わず「ザキオカさん結構おもろいやん…」と唸らされたのです…。

<ザキオカさんのオープニングギャグ>

司会:「リーグ終わって、キリン杯終わって、そのあとも全然休みなくでしょ?」

ザキオカ:「ようやく休めてる感じです。今」

司会:「今?ココ休まないで」

ザキオカ:「休みじゃないんですか???」

と、さっそくの小ボケをかましたザキオカさん。「闘志あふれるプレーで世界が注目するストライカー」という番組サイドの紹介や、横で長友さんが始めた「イタリア人のケンカ」というショートコントも笑顔でスルーするなど、バラエティーのノリにもバッチリ対応。

まず番組では「ぶっちゃけモテる?」というテーマでトーク開始。長友さんはヤラしい笑顔で「モテモテっスね」と期待どおりの反応。共演したモデルさんから連絡先をもらった、などのエピソードを披露します。しかし、こうしたモテ話は「インテル」がやると鼻持ちならないもの。まして結婚するとかしないとか言っている男がやれば、世間の女性から反感を買いかねません。お笑い力評価としてはマイナスです。

その点ザキオカさんは、自分の置かれた「インテルのオマケ」というポジションを熟知。モテてんだかモテてないんだかわかんない方向で、笑いを取り始めたのです。

<ザキオカさんの非モテギャグ>

司会:「岡崎さんは?」

ザキオカ:「うらやましいっすねぇ…」

司会:「あるでしょ?ドイツで」

ザキオカ:「全然ないっすよコレが。いないっすねぇ」

司会:「結婚してるからかな?」

ザキオカ:「いや知らないんじゃないですか。結婚してることも。日本でもモテなかったから。全然モテなかったんで。サッカー選手ってそんなモテないっす」

(ここで長友さんに目配せ。あのネタ話せのサイン)

長友:「コイツ言ってること違いますよ。お前、俺の部屋にきて、最近ドイツで超モテるんだけどって(言ってたろ)」

ザキオカ:「ちょオカシイオカシイ、こいつ頭オカシイ」

長友:「すごい熱狂的なファンもいるみたいで、こいつのアルバムを写真とかで作ったりして、毎日こいつを追い回してる」

ザキオカ:「いや、ひとりはいます。ただひとりですね」

長友:「いやいや、お前5人言うてたやん」

汚ったないわザキオカさんwwwwww

欧州でネタフリ完了してますやんwwwwww

つづいて番組では、長友さんのインテル自慢話を展開。「移動はプライベートジェット」「入国審査もない」などのトークに、視聴者も「チッ」と舌打ち。そんな長友さんの鼻持ちならない感を察知したザキオカさんは、「佑都さんスゴイんすよ。ヨドバシカメラとかに買い物行ったときも、俺らがファンを抑えなきゃいけない」とザキオカカウンター炸裂。庶民的な俺と天狗になってるアイツという構図で、自分アゲの小笑いを獲得。

↓「この一年で長友さんは天狗になった?」の問いに「ハンパないっすね」とザキオカゴーーーール!


その後の「銭がスゴイ」ポーズも卑劣www

ザキオカさんトンデモないお笑い野郎ですやんwww



その後も長友さんとのお笑い力の差を見せつけるザキオカさん。困ったら下ネタに走る長友さんが、10代のイタリア人が街中でチュッチュしているのを視姦している話や、現地に溶け込むために「OH!チン子」ギャグを連発した話、エトーのチン子は二度見するレベルでナンバーワン話などで、女性層の失笑を買うのをニヤニヤと観察。ザキオカさんなりの「現地で溶け込む一発ギャグ」は、下ネタのような程度の低いものではないことを示したのです。

↓これが現地に溶け込むためのザキオカ自己紹介ギャグ!


ファン:「シンジカガーワ?」
ザキオカ:「NO!NO!NO!オカザーキ」

何がテッパンだよwwwwwwwwwwww


↓さらにザキオカ流ヘディングギャグも披露!


ザキオカさんわかってるわwwwwwwwwwww

M-1チャンピオンとインテルに挟まれて、無名のあんちゃんが輝いてるでwwwww

その後スタジオにはマツコ・デラックスさんが登場。贅肉の塊が筋肉の塊をネットリといやらしく責め立てるという構図で、ケツを触ったり、乳首をこすったり、ケツの穴に指を突っ込んだりと低俗な方向へシフトしていきます。「家に泊めてくれ」「エトーのエトーはそんなにスゴイの!?」だのと不適切発言で迫るマツコさんと困惑する長友さん、そしてそれをニヤニヤ見つめるザキオカさん。ザキオカさんは最後の最後までザキオカカウンターを繰り出し、一生懸命しゃべった長友さん以上の笑いをもっていったのです…。

↓さんざん長友さんにマツコトークをさせたあとで、ザキオカさんは「最近ハゲてきた」と自虐カウンター!



ザキオカ:「子どもの頃からヘディングしてきたから…」
ザキオカ:「死んできてるのかもしれない」

これは早くマンUに移籍して、ルーニーさんに植毛屋を紹介してもらうしかない!


↓さんざん長友さんに著書自慢をさせたあとで、ザキオカさんはまさかの阿部ちゃんカウンター!



ザキオカ:「僕も同じ日本代表の阿部さんの本を」
ザキオカ:「本当にいい作品なんで」
ザキオカ:「(僕の本ですか?)そんな25歳で書くアレじゃない」

長友さんを完全に食い切ったなwwwwww

ザキオカさんなら、今すぐお笑いインテルでレギュラー獲れるwww



内田・長友・長谷部・加藤はもう飽きた!これからはザキオカシンジの時代!

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