AKB48の秋元才加、新ライバル「乃木坂46」への印象示す

秋元才加・梅田彩佳・増田有華・宮澤佐江らが所属するアイドルグループAKB48のユニット「DiVA（ディーバ）」が29日、都内で行われた『新浪微博（シナ・ウェイボー）つぶやきチャイナ賞』の授賞式に出席。派生したユニットDiVAとして初、個人部門で表彰された。

“新浪微博（シナ・ウェイボー：以下、ウェイボー）”は、中国のポータルサイト「Sina.com」が運用する中国版のつぶやきソーシャルメディア。世界的にユーザーを広げた「Twitter」や「Facebook」は、中国における情報検閲があるため利用ができない背景で、成長したサービス。中国国内の企業・新浪公司が先行して、2009年8月にサービス開始。オープンプラットホームを採用するなどして、他社よりも充実化に成功。サービス開始から490日後に、ユーザーが1億人を突破したのは、最も早い成長率と言われている。（4月末で、1.4億人のユーザー数まで拡大中）

中国におけるDiVAの活躍については、今年の4月から大きく広がっていた。メジャーデビュー前のタイミングで、中国・上海で行われたファッションイベント『神戸コレクション』のライブステージに招待され、初パフォーマンスを披露。中国のファン層を増やすために各々、ウェイボーの公式アカウントを発行してもらい、日本語・中国語でつぶやいている。4人全体で、15万人近いフォロワーを集めていることが受賞理由にもなった。

　　　
左から：DiVAの秋元才加（あきもと さやか）、梅田彩佳（うめだ あやか）、増田有華（ますだ ゆか）、宮澤佐江（みやざわ さえ）

中国でも拡大していったフォロワー数。メンバーの増田は「日本でも同じサービスを利用しているのですが、それと同等のフォロワー数に増えた。国を越えても、見てくれていて、つながりが持てた。これまで以上、積極的に情報をつぶやいていきたい」とさらなる意気込みを語り、秋元は「日本以上の人口数。たくさんのユーザーさんがいらっしゃるので、ファンの方が増えれば、その分、曲を聴いてもらえるチャンスが増える。なので、大事につぶやいています（笑）」少しビジネス的なコメントを発したと、途中気づいたのか、自分の話に笑っていた。

そして、この日に発表された総合プロデューサー・秋元康氏によるAKB48公式ライバルグループ「乃木坂46」が発表されたことに話が及ぶと、4人それぞれ、別の反応を示した。特に、メンバーの一人、秋元才加は「初耳です」と答え、途中から驚きの声を大きくし、複雑な心境だった様子が伺えた。

――AKB48の活躍はとどまることを知りませんね。今日、ライバルとなる「乃木坂46」結成のニュースが流れましたが…

増田有華：私たちも、詳しく知らなくて…。それ、秋元先生が作られたグループですよね。

秋元才加：えっ！（大きな声で驚いて）秋元先生が…。

梅田彩佳：何で「48」じゃないんだろう。

増田有華：2人たりないことに、理由を感じます。秋元先生の場合、5年後になってようやく、理解できることがわりとあって…。どういう形で、私たちのライバルになっていくか、楽しみ〜。

秋元才加：えっ、初めて聞いたんだけど…。何で乃木坂なの？

増田有華：（私たちも）知らないことって、実は多いんですよ。

宮澤佐江：えーっと、じゃあ「NGZ」ってこと？

秋元才加：それって、言いづらい。

増田有華：乃木坂って、漢字を使うらしいよ。

梅田彩佳：あー、絶対オトナだなー。

秋元才加：えーっ、秋元先生なんですか？（ここで今一度、仕掛け人が誰なのか、報道陣に逆質問した）

秋元才加：（秋元氏だと確認して）何をするんでしょう。未知ですね。中国のファンにも『ライバルグループとして、乃木坂46ができるらしい』とつぶやきます。

個人部門の他に賞は、中国に対し、積極的に情報発信を行っている団体や企業にも贈られた。行政の部（都道府県）に、岐阜県。同じく、行政の部（市町村部門）に、札幌市。そして、特別賞に福島県が。一般企業の部に、1万6000人のフォロワー数を誇る全日本空輸株式会社が、それぞれ受賞した。