日韓併合100年を迎えるにあたり、日本政府は10日、「痛切な反省と心からのおわび」を表明する首相談話を閣議決定した。談話では、「未来志向の日韓関係を構築していきます」とし、「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明いたします」と明記した。

 中国でも首相談話は大きな注目を集め、メディアが取り上げる一方で、ブロガーたちも自らのブログで持論を展開している。

 ブロガーの趙白云飛(ハンドルネーム)さんは、これまで何があっても謝罪しようとしなかった日本人が首相の名義で謝罪したことに驚いたと語る一方、「国内の圧力のもと、菅直人首相が韓国に謝罪したのは殊勝なことである」と評価した。続けて、日本が首相談話を発表した理由について、ブロガーは、韓国国内の反日感情に考慮し、東アジア共同体のために韓国と良好な関係を築きたかったためと推測した。

 また、ハンドルネーム雷鳴さんは、「日本人が韓国に謝罪し、文化財を返還するというが、それではいつになったら日本人は中国に謝罪するのか?」と疑問を綴る。ブロガーは、現在の日中関係におけるさまざまな問題を列挙したうえで、「いつになったら日本人は問題を解決し、中国に文化財を返還するのか?」と主張し、日本は中国にも謝罪し、文化財を返還せよと述べた。

 一方、ハンドルネーム索健さんは、日本の首相談話の裏側には、米国の影があると推測し、「北朝鮮と中国に対応するため、米国は同盟国同士が緊密に結びついている必要があった」と推測。続けて、「政治的目的のある菅直人首相の謝罪を軽べつする」と述べている。(編集担当:畠山栄)



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