アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、ファンのサポーターを痛烈批判。タイトルから遠ざかるクラブに不満を語るファンに対し、「選手へのサポートが足りない」と徹底的に反論した。

 クラブの年次総会に参加したベンゲルは、タイトルの数でマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどのライバルに劣る点を指摘されると、チームへの株主に対し、厳しい調子で次のように語った。

「私は自分のチームに誇りを持っている。しかし、それに値するサポートを得られているとは思えない。昨シーズンのプレミアリーグでタイトルを獲れなかったことで、皆さんが失望していることは理解している。しかし、チームに対し怒りをぶつける前に、チームをサポートすることを考えるべきだ。若い選手が多ければ多いほど、皆さんのサポートが必要になるんだ」

 さらに、今シーズンで13年目を迎えるアーセナルでの監督キャリアを振り返り、「我々は10年連続でチャンピオンズ・リーグに出場している。これは欧州でも4クラブしかない」と胸を張ったベンゲル。クラブ株主に対し批判を込めたコメントを語った知将は、ファンをも敵に回しかねないコメントを発しながら、勝負弱さのレッテルを貼られがちなチームに対する自信を語っていた。