イングランドのMFフランク・ランパードは、イングランド代表の不調に責任を感じているとコメント。特に、スティーブン・ジェラードとのコンビが機能しなかったことが、ユーロ2008予選敗退に繋がったと語っている。

 土曜日にワールドカップ予選のカザフスタン戦を控えるイングランド代表。この試合で、指揮官のファビオ・カペッロ監督は、ランパードとジェラードのコンビを復活させると見られている。

 この一戦を前に、ランパードはジェラードとのパートナーシップについて言及。チェルシーとリバプールでともに大黒柱として活躍する2人のコンビが機能しない状況についての苦悩を垣間見せた。

「僕らは別にうぬぼれているつもりはないよ。2人ともクラブではいい仕事をしているし、代表でも活躍できると信じている。正直に言えば、やっぱり2人とも代表で実力を発揮できているとは言えない。僕らが力を出し切れていれば、ユーロにも出場できていたと思う。僕らは決してエゴイストじゃない。代表でのプレーにも情熱を持っているしね。監督に言われれば、2人のコンビネーションが機能するように努力する。個人的にもいい関係だし、ピッチ外でのライバル関係なんてないよ」

 ユーロ2008予選では、アストン・ビラのMFガレス・バリーにポジションを奪われることもあったランパード。チェルシーでは相変わらず中心選手として活躍しているだけに、一向に機能しないジェラードとのコンビネーションについては少なからず苦悩があるようだ。新体制下で再び巡ってきたチャンスを活かし、イングランドが誇る2大スターが中盤のセンターで輝くことができるだろうか。