ヘタフェがベティス下し今季初の連勝! …乾vs柴崎の日本人対決は実現せず《リーガエスパニョーラ》

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リーガエスパニョーラ第10節のヘタフェvsベティスが28日に行われ、2-0でヘタフェが勝利。ヘタフェMF柴崎岳とベティスMF乾貴士は共に出場しなかった。

前節ラージョを2-1で下しリーガ5試合ぶりの白星を飾ったヘタフェが、リーガ連敗中のベティスをホームに迎えた一戦。ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は2試合連続のベンチスタートとなり、乾も2試合ぶりにベンチでキックオフの瞬間を迎えた。

最初に大きなチャンスを迎えるのはヘタフェ。8分、右サイドでボールを持ったバラガンのバックパスがやや雑になると、最前線のアンヘルがボールを奪う。そのまま放ったシュートはゴール左に外れたが、ベティスにとっては先制点を献上しかねない危険なミスとなった。

さらに17分にもヘタフェに決定機。ボックス手前中央でボールを持ったN・マクシモビッチが放った強烈なシュートはGKロブレスに弾かれたが、ボックス内は混戦状態に。しかし、反応したモリーナが放ったシュートはベティスDFにブロックされて決め切ることができない。

ボールを繋いで崩しを図るベティスに対し、ヘタフェはスペースを消しつつ激しいプレスをかけてディフェンス。ベティスが危険なゾーンにボールを送ることができないまま、時間が経過していく。フィジカルコンタクトの多い試合は、ヘタフェが優位に進行しつつもゴールレスで折り返しを迎えることに。

後半に入ると、ヘタフェが美しい形から先制点を奪い切る。60分、ピッチ中央でディフェンスラインのアントゥネスからボールを引き出したモリーナが、素早く右サイドのアンヘルに展開。アンヘルが鋭くカーブする低い弾道のアーリークロスを入れると、うまくベティスDFの間に入り込んだモリーナがボレーで合わせネットを揺らした。

更に62分、ヘタフェの攻撃が続く。相手陣内中央付近でボールを持ったフルキエが自らドリブルで侵攻。ベティスの選手数名をあっという間に抜き去ってボックス右に入り込むと、左足でタイミングを外してシュートを放つ。ゴール右下隅を射抜きスコアを2-0とした。

巻き返しが必要なベティスは、71分にDFシドネイに代えてFWテージョを投入。アタッカーの枚数を増やしてゴールを目指していく。

しかし、ベティスはその後も圧倒的にボールを保持していながらもシュートまで繋げることができず。対人戦でことごとく勝利しているDFジェネを中心にヘタフェが守り抜き、試合が終了した。

この結果、ヘタフェは今シーズン初めての連勝を飾ることに成功。一方のベティスはリーガ3連敗を喫した。