7月29日(土)ラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)にて華々しく開幕となった世界コスプレサミット(WCS)2017。何と言っても今回の注目はオフィシャルサポーターに就任した大人気声優・上坂すみれの存在だろう。

この日はオープニングセレモニーだけでなく、トークショーにも挑み様々な分野の質問に対し赤裸々な解答を寄せてくれた。まずは登壇のコスチューム。東方Project博麗霊夢コスで華麗なポージングまでキメた上坂だが、「手作りコスチュームの皆さんの前に既製品で申し訳ないです」と笑いを誘うなど軽快なトークの滑り出し。

そのままアニメカルチャーに触れたきっかけが中学生の時に魅了されたロリータ・ファッションである点や、コスプレにハマりだしたのは高校生の頃である点などが語られたのだが、当時のコスプレクラスメイトとの絶妙な距離感や、家族に内緒で駅のロッカーに衣装を忍ばせていたエピソードなど、かなりキワドイ内容にまで言及するというリップ・サービスを披露してくれた。

さらに造詣が深いロシア文化のトークテーマになると、客席のロシア・ONEPIECEコスプレチームよりロシア戦車のパンフレットが差し入れられ大興奮。「これは神田の専門書店でも見たことがないです」と壇上でしばし上坂が読みふけってしまったため、司会者より意識を戻すよう諭されると、「あ、幻想郷に行ってました」と会場を大きく沸かせた。

トークショー終盤にはコスプレの魅力について「内向的な人でもキャラのパワーが借りられる」と自身の体験談を踏まえた上でのメリットを紹介し、ポージングのコツまでをも披露してくれたオフィシャルサポーター上坂すみれ。この力強いサポートに後押しされるWCS2017は、例年以上の盛り上がり必至のため、帰ってくるのが困難となるほどの“幻想郷”となるかもしれない