29日、中国網は、「中国の1980年代生まれは自分たちを『一番悲惨な世代』と考えている」と伝える韓国・中央日報の記事を紹介した。資料写真。

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2016年2月29日、中国網は、「中国の1980年代生まれは自分たちを『一番悲惨な世代』と考えている」と伝える韓国・中央日報の記事を紹介した。

中国政府が今年からスタートした「二人っ子政策」をめぐり、中国のある80後(80年代生まれ)はネットに「一人っ子政策時代に生まれた私は一人っ子。結婚すれば親4人の面倒を見なければならないし、今は子ども2人を育てろというプレッシャーもある。考えるとぞっとする」と投稿、80後は自分たちを最も悲惨な世代ととらえている。

「1人目の子どもが女の子だったら結婚資金を心配する必要がないからもう1人産むことも考える。もし男の子だったら2人目なんて絶対にあり得ない」と話すのは広東省深セン市に住む岳さんだ。現在、1人目の子どもを妊娠中の岳さんは国有企業で働いており、月に3万元(約52万円)もの給与を得ている。妊娠に気付いた頃は2人目の出産を楽観的に考えていたが、子どもの大学入学までにかかる費用はざっと見積もっただけで100万元(約1700万円)以上、子どもが男の子だったら結婚する時はさらに大きな負担がのしかかる。地方の中小都市での子育ては深センほど費用がかからないが、その分収入が少ないという現実もある。

少子高齢化による労働力の減少が40年近く続いた一人っ子政策の廃止につながったわけだが、経済的に余裕のある60後(1960年代生まれ)、70後(1970年代生まれ)の女性にとっては出産適齢期の問題が大きい。現在、中国の合計特殊出生率は1.5〜1.65。福建省統計局の責任者は「出産に消極的な状況が続けば、2025年から人口は減り始める」と警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/野谷)