河粼秋子氏といえば、熊を連想する方が多いのではないだろうか。野生動物や大きな苦難と闘う人間の姿を描く重厚な作風には毎回圧倒されるが、現代社会を生きるごく普通の人々を描いた作品にも魅力がある。介護と推し活がテーマの『介護者D』(朝日文庫・推し活してる人は全員泣くはず)、謎の農業コンサルタントが活躍する『森田繁子と腹八分』(徳間書店・食べ物がめちゃめちゃおいしそう)なども、ぜひ読んでいただきた