信じることが先か、疑うことが先かーー。9月20日に公開された映画『揺さぶられる正義』が、日本の刑事司法とメディア報道のあり方に一石を投じる衝撃作として大きな話題を呼んでいる。本作は、多くの冤罪事件を引き起こしてきた「揺さぶられっ子症候群」、通称「SBS(Shaken Baby Syndrome)」を追い続けた報道記者が自らメガホンを取ったドキュメンタリー作品。「虐待をなくす正義と冤罪をなくす正義」がぶつかる狭間で浮かび上が