9月27日午後2時半ごろ。普段は柔和な表情を見せることも多い大阪地裁・山田裕文裁判長が、いつになく厳しい表情で大法廷に入った。続いて山本孝被告(48)も入廷。緊張しているのか、少しまばたきが多い印象を受けた。判決の宣告が始まる。(山田裕文裁判長)「主文、被告人を懲役16年に処する」1時間半あまりにわたる判決の言い渡しを、山本被告は微動だにせず聞いていた。住宅街の路上で64歳男性が刺され死