住友化学は昨年2月に続き、またも巨額の下方修正を出した。今期の最終赤字額は過去最悪になる見通しだ(記者撮影)“財界総理”はいま、何を思うのか―。十倉雅和・経団連会長の出身母体であり、十倉氏が現在も会長を務める住友化学が苦境に直面している。2024年3月期決算の上半期(4〜9月)は、コア営業損益(営業損益から一時的な項目を除いたもの)が966億円の赤字(前年同期は1156億円の黒字)、最終損益は763億円の赤字(同81