2021年11月10日の記事です 医療の最先端現場にある葛藤を描く 『ミカエルの鼓動』(柚月 裕子) 『孤狼の血』で暴力団抗争、『盤上の向日葵』で将棋の世界を描き話題となった著者が、巨大な大学病院の闇を背景に、心臓外科医たちの正義が正面からぶつかりあうミステリーに挑んだ。初めて医療小説を描いた理由をこう語る。 「東日本大震災を経験した影響もあり、人が人の命を救うことの難しさを年々感じるようになりまし