盗まれた車が交通事故を起こしたとき、車の持ち主は賠償責任を負うのかどうかが争われていた裁判で、最高裁第三小法廷(林景一裁判長)は1月21日、盗難車の所有者の賠償責任を認めた二審判決を破棄し、損害賠償請求を棄却した。この事件は、会社の寮の敷地内にドアをロックせず停めてあった車が深夜に盗まれ、その約5時間後、盗んだ男の居眠り運転により交通事故が発生。事故に巻き込まれた車の所有者などが、車の持ち主に修理費用