食事記録アプリ「Evernote Food」のAndroid版がバージョンアップ - レシピ検索など新機能を使ってみた

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米Evernote Corporationは4月29日(現地時間)、食事記録アプリ「Evernote Food」のAndroid版をアップデートし、バージョン2.0を公開した。対応OSはAndroid 2.2以降で、Google Playにて無料でインストールおよびアップデートが可能。

Evernote Foodは、2011年12月に提供開始された食事に関する記録を行えるアプリ。既存のEvernoteアカウントを利用可能で、料理の写真のほか、食事した場所の位置情報や一緒に食事した人の名前、感想などのメモを記録してEvernoteのオンラインストレージ上にアップロードすることが可能。日々の食事を記録するだけでなく、家族や友人との食事やパーティーなどの思い出を残す手段としても使うことができる。

今回のアップデートでは、UIが刷新されたほか、レシピをWeb検索できる「レシピを探す」機能、検索したレシピをブックマークできる「レシピ集」機能が新たに追加された。また、飲食店の検索機能が「レストラン」として独立するなどの改良も加えられている。本稿では、バージョンアップしたEvernote Foodを使い、その特徴を紹介する。

Evernote Foodの従来からの機能である「食事記録」では、料理の写真や食事した場所、料理のジャンル、タグ、感想などを記録し、Evernoteの”ノート”として保存可能。保存した食事ノートを一覧表示したり、キーワードで検索することができる。

新機能である「レシピを探す」は、「楽天レシピ」や「ぐるなび シェフごはん」といった4つのレシピサイトからレシピを探すことができ、一覧表示される写真から選んだり、料理名での検索を行うことで、レシピの詳細を確認可能。料理ジャンルや材料から検索するといった一般的なレシピアプリのような機能はないものの、料理写真を眺めて直感的にレシピを選択することが可能だ。

気に入ったものや作ってみたいレシピは”クリップ”してEvernoteに保存でき、クリップしたレシピは「レシピ集」でいつでも見返すことが可能。さらに、EvernoteのWebクリッパーなどでEvernoteに保存したレシピも本アプリから閲覧することができる。料理ジャンルや材料をタグとしてあらかじめ指定しておくことで、レシピ集をより簡単に検索できるようになっている。

また、今までは食事ノートの記録時にしか利用できなかった飲食店の検索機能が「レストラン」という独立機能として使用可能になった。現在地周辺や指定した場所の位置情報や、店名・料理名などのキーワードから飲食店を検索し、店舗情報を閲覧してクリップすることが可能。飲食店のデータにはFoursquareの情報が使用されており、住所や写真などを確認することができる。クリップした飲食店のほか、食事ノートで記録した飲食店も一覧表示でき、これから行きたい店と実際に訪れた店を個別に管理することが可能だ。

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食事を記録できるEvernote Foodは、今回のアップデートによって、「楽天レシピ」などのレシピサイトからレシピを検索し、保存できるようになったほか、飲食店検索も便利になっている。単に食事を記録するだけでなく、料理を作ったり飲食店を探したいときにも使うことができ、利用シーンが広がったといえるだろう。クリップした情報はEvernoteに保存され、さまざまなドキュメントやファイルと一元管理できるので、Evernoteをもっと活用したい人にもおすすめだ。