ブライアン・フラーが手がけた怪物ファミリーコメディのリメイク、シリーズ化は見送られることが正式決定
![ブライアン・フラー](https://image.news.livedoor.com/newsimage/d/3/d39d1_983_e777883c_61682211-m.jpg)
1960年代のシットコム『マンスターズ』のリメイク作品として、米NBCで製作が進んでいた怪物ファミリーのドラマ『Mockingbird Lane』。2年の歳月と1000万ドルの予算を投じてパイロットが作られたが、NBCはシリーズ化を見送る決定を正式に下した。
『Mockingbird Lane』は、1964〜1966年にアメリカで放送されたコメディ『マンスターズ』のリメイク。出演者に、ジェリー・オコンネル(『スタンド・バイ・ミー』『ディフェンダーズ 闘う弁護士』)、エディ・イザード(『オーシャンズ12』『ワルキューレ』)、ポーシャ・デ・ロッシ(『アリー my ラブ』)などを迎え、パイロットの脚本は、『プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜』の企画・製作総指揮を務めたブライアン・フラーが担当。また監督を、『X−MEN』『スーパーマン・リターンズ』のブライアン・シンガーが担当することで注目を集めていた。
しかし、NBCはかねてから"モンスター一家"というコンセプトに対する懸念を払拭できず、9月の終わりにはシリーズ化をすでに棚上げにしていた。完成したパイロットは、ハロウィンの時期に合わせて1時間枠の特別番組として放送され、金曜日の8時枠であるにもかかわらず視聴者数は540万人、視聴率は18−49歳層で1.5レーティングとまずまずの成績を残している。だが、NBCを納得させるまでにはいたらなかったようだ。
フラーは昨年10月の時点で希望をまだ捨ててはおらず、パイロットの視聴率がよければ、シリーズ化の可能性はまだ残されていると語っていた。しかし先日、「残念な発表をしなければなりません。NBCは『Mockingbird Lane』を見送ることにしました。プロデューサーと出演者を代表し、みなさんの熱心な支持をいただいことに感謝します」とツイートしている。
そんなフラーも、今は『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士を主人公としたドラマ『Hannibal』の製作に専念しているところ。こちらはぜひ成功につなげてほしいものだ。(海外ドラマNAVI)
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