小島よしおが怒られた「高校野球の応援で守るルール」とは

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夏の甲子園大会を控え、全国各地で代表校が決まりつつある。

千葉県稲毛高校出身のお笑い芸人小島よしおは、拓大紅陵高校との2回戦を水着姿で応援した。小島は少年野球を経て、稲毛高校時代も野球部に所属、4番を打ちピッチャーやファーストのレギュラーで活躍していた。力強いOBの海パン効果があったのか、第一シードの強豪拓大紅陵高校に6−5で勝利。しかし、後に小島は水着姿での応援について周囲から叱責を受けたという。

同様のケースで思い出されるのが、2001年の田中康夫長野県知事(当時)だ。第83回全国高校野球選手権大会で、田中氏は、長野県代表の塚原青雲高校を応援する際に、マスコットのヤッシーの着ぐるみを着た二人を同行させていた。応援時には何の指摘もされなかったものの、事後になって高校野球連盟から学校へと通達がなされたとのこと。

高校野球の応援は、日本学生野球憲章などを元に“学生らしさ”が求められ、県単位でさらに細かく定めているところもある。ただし、許される/許されないのボーダーラインには曖昧な部分もある。

過去、沖縄県代表を応援した際に、お盆の時期に踊られる伝統芸能エイサーの衣装に自粛が求められたこともあった。その一方で、広島県代表の“しゃもじ”や、富山県の新湊高校の“ハタキ”での応援が有名だろう。どちらも学生らしさという点では「?」が付きそうだ。

鳴り物や踊りなどは原則禁止されているが、ブラスバンドやチアガールは「学生活動の延長」という形で認められている。となれば、中学校で必修となったダンスや、もはや日本文化になりつつあるコスプレなども、部活動の延長にしてしまえば、高校野球の応援に参加できるということになるのだろうか?