サッカーワールドカップE組は全ての試合を終了し、日本代表はデンマークとカメルーンに勝利してオランダとともに先に進む。中国網日本語版(チャイナネット)は、「日本の勝利はワールドカップ開始前の日本の一連の試合結果と較べてみると人を驚かせるものがある」と報じた。

 ワールドカップの試合前には、日本は「この12年で最弱」との非難を受けており、親善試合では人びとをがっかりさせる連敗を喫していた。

 セルビアに0対3で負け、韓国には0対2で完敗、イングランドには1対2で、コートジボアールには0対2で負けた。国際Aクラス級の相手との4連敗は日本サッカーにとって12年来最悪の新記録である。実際のところワールドカップ正式試合前のモザンビークとの非公式試合は、本来弱いチームとの試合に大勝し、チームの士気を盛り上げる狙いがあった。しかし、引き分けに終わったことで、岡田武史監督は更迭されるかどうかの瀬戸際に立たされた。

 2010年初め、日本サッカーと深い関係のあるアーセナルの名将ベンゲル氏はロンドンで岡田武史氏と食事をともにし、岡田氏に対して冗談を言い、日本代表のワールドカップでの前途が多難である事をからかっていた。ベンゲル氏の記憶では「もし日本が決勝トーナメントに進むことができたなら、日本は君のために東京の真ん中に銅像を建てるべきだ」と言った。ベンゲル氏の言おうとしたことは、「日本は欧州の強豪2チームとアフリカの精鋭に囲まれ、これを突破するのは大変むずかしい、もしできたならこれは大きな成果だ」という意味にほかならない。

 ワールドカップ前の親善試合での結果は散々たるもので、ベンゲル氏の見方を実証するものだったが、意外なのは本戦が一旦始まると日本が示したのは別の顔であった事だ。1対0でカメルーンを下した事で緒戦での基礎を固め、対オランダ戦ではミスで惜しい負けを喫したが、最後の一戦はデンマークに思い通りのサッカーをさせず、勝ちを得た。

 ワールドカップ開始前の一連の敗北は日本に変化をもたらしたのかもしれない。戦術面から言えば、今大会の日本はディフェンスから反撃する形に改めており、日本の反撃は鋭くかつ効率的だ。日本人は失敗の中から教訓を汲み取るのが相当に早い。「12年来で最弱」は逆に現実的な戦術をあみ出す事を促したようだ。(編集担当:米原裕子)



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