地震から1週間人的被害161人に 猛暑・ゲリラ豪雨…「水が出ても泥水みたい」多くの地域で断水続く
熊本県内で最大震度7を観測した地震から1週間、被害は次第に拡大しています。震度7を観測した宇城市では3人、同じく震度7の氷川町では5人が亡くなりました。また震度6強を観測した八代市では20人が亡くなり、県内全体で犠牲となった方は38人、人的被害は161人にのぼっています。
被災地では4日も猛暑の中で片付けなどが続く中、ゲリラ豪雨に見舞われる時間もあり不安な日々が続いています。
■平井友莉アナウンサー
「午後2時過ぎの氷川町です。強い雨が降り出してきました。目の前が真っ白になるほどの雨です」
気象台によりますと、氷川町では午後3時までの1時間に、解析雨量で約30ミリの激しい雨が降りました。
県内で最大震度7を観測した地震から1週間。被災地では電気の復旧が進む一方で、多くの地域でいまも断水が続いています。八代市の避難所の一つ、鏡コミュニティセンターでは。
■水を汲みに来た人
「水は出るようになったけれど、まだ泥水みたいな使えんような水」
Qどういったものが足りない?
■避難している人
「やっぱり水。お風呂もまだ入っていないし、いただいた水をちょっと沸かして、タオルにふくませてふいてはいますけど」
一方で、暑さへの対策が徐々に進んでいます。
■NNN取材団 甲斐奈々子記者
「宇城市の避難所では、エアコンを使えるようにするための作業が朝から進められています」
宇城市では4日、市内全ての避難所にエアコンの設置が完了しました。
住宅の被害も明らかになる中、 宇城市役所の前には、り災証明書を申請する多くの人が列を作りました。
■申請のため訪れた人
「家を2時くらいに出て、3時前に着いた」
■申請のため訪れた人
「手続きはしておかないと気がおさまらないから来ました。一歩前進という感じ」
宇城市は、8月いっぱいの間はお盆期間も含む土日も申請を受け付ける予定で、「9月末まで申請できるので、落ち着いて来てほしい」と呼びかけています。
熊本市では、災害ボランティアセンターが4日から動き出しました。
■大学生
「大学のグループLINEで連絡が回ってきた。元気とか笑顔とかもお届けできたらと思います」
早速、一人暮らしの女性の家で、倒れた食器棚などの片付けを行いました。
■ボランティアを依頼した女性
「助かりますね。子どもも仕事をしているから、毎日は手伝いに来れないものですから」
ボランティアの依頼は熊本市のホームページや電話でも受け付けます。
(電話 080-1535-1141、080-1532-0617 午前9時~午後4時・土日も)
地震から1週間。助け合っての復旧が少しずつ始まっています。
【スタジオ】
徐々にですが、ライフライン復旧の動きが出てきています。金子国交相4日、8月末をめどに被災地の断水の解消を目指す方針を示しました。
そして、高速道路にも通行再開の見通しです。九州地方整備局とネクスコ西日本は、通行止め中の九州自動車道の松橋インターとえびのインターの間、また、南九州道の八代南インターと田浦インターの間が、上下線とも8月後半に一般車両の通行が可能になる見通しを明らかにしました。

