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アメリカの実業家「イーロン・マスク」氏をかたり、熊本県上天草市の女性から現金70万円をだまし取ったとして、岡山県の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、岡山県倉敷市の会社員、小野稜也容疑者(31)です。

SNSでささやいた愛のメッセージ

「愛してるよ。私の言うことを聞いてくれ」
「50万円を今、送ってほしい」
「ファンカードを取得すると何度も私に会える」

小野容疑者は他の人物と共謀し、去年9月と12月にアメリカの実業家、イーロン・マスク氏をかたり、熊本県上天草市に住む65歳の女性に、SNSで嘘のメッセージを送り、現金70万円をだまし取った疑いが持たれています。

まさか?その手口とは――

警察によりますと、女性がSNSで本物のイーロン・マスク氏をフォローしていたところ、去年3月ごろ、別のイーロン・マスク氏のアカウントからメッセージが届いたといいます。

その後、LINEに誘導され、日本語でやり取りをするようになります。

相手はAIで作成した画像を送り「あなたとの関係がニュースになっている」と嘘を言うなどして、女性を信じ込ませたとみられています。

会えない…被害総額は185万円――

女性は去年9月、一向にイーロン・マスク氏に会えないことから詐欺だと思い、警察に被害を届け出ていましたが、その後もやり取りを続け、12月にも被害にあったということです。

女性は他にも4回、金を振り込んでいて、被害総額は185万円にのぼるということです。

小野容疑者は、出し子や送金役とみられていて、警察の調べに「現金は振り込まれたが、他は知らない」と、容疑を一部否認しています。

警察は余罪があるとみて当時の状況を調べています。