中国国防部の蔣斌報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京7月18日】中国国防部の蔣斌(しょう・ひん)報道官は17日の記者会見で、フィリピン国防相が最近、南中国海の中業島を訪れ、「南中国海仲裁裁定」から10年の記念行事に参加したとの報道について、「南中国海仲裁裁判」は法律の衣をまとった政治的茶番だと述べ、フィリピン側がどのようなパフォーマンスを繰り広げても、関係島礁が中国に属するという歴史的、法的事実を変えることはできないと指摘した。

 蔣氏は次のように述べた。中国は中業島を含む南沙群島とその周辺海域に対し、争う余地のない主権を有している。中国の制裁対象となっているフィリピン国防相が、政治的パフォーマンスを繰り広げ、民族感情をあおることで、いわゆる「対中強硬」を演出し、政治的利益を得ようとしても、最終的に損なわれるのはフィリピン国家と国民の根本的利益である。

 「南中国海仲裁裁判」は、初めから終わりまで法律の衣をまとった政治的茶番であり、いわゆる「裁定」は何ら法的効力を持たない。中国は同裁定を受け入れず、認めない。また、これに基づくいかなる主張や行動も受け入れない。

 フィリピン側がどのようなパフォーマンスを繰り広げようと、関係する島礁が中国に属するという歴史的、法的事実を変えることはできず、国家の領土主権と海洋権益を守る中国軍の決意を揺るがすこともできない。