生理用ナプキン無料サービス 商業施設で大分県内初導入 「トイレットペーパーのように当たり前に」外出先の“困った”を解決
別府市の商業施設に生理用ナプキンを無料で受け取れる新たなサービスが導入されました。女性の強い味方となる、県内初めての取り組みです。
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トイレの機械を読み込むと、ポン
県内で初めてゆめタウン別府店に3月から導入された無料サービス。トイレの個室に設置された、この機械はー
(八尋真梨絵記者)「取り出すボタンを押してQRコードを読み取ると、ディスペンサーからナプキンが出てきました」
今年3月から導入された「toreluna」。トイレで生理用ナプキンを無料で受け取れるサービスです。
婦人科領域に特化したオンライン診察サービス「スマルナ」を利用した2428人が回答したアンケートでは、「ナプキンの金銭的負担を重く感じる」が55パーセント、「ナプキンが手元になくて困ったことがある」が74パーセントと、悩みを抱える人が多いことがわかります。
無料でナプキンをもらえる秘密は?
ナプキンを無償提供できる秘密は、個室トイレ内のサイネージ広告です。
利用者がアプリを使ってQRコードを読み取り、画面に流れる動画広告を視聴することでその広告費がナプキン代に充てられる仕組みとなっています。
(toreluna事業本部広報担当・谷田聡美さん)「多くの方が外出先でナプキンがなくて困ったという経験をしているので、不安を少しでも減らすために生理用ナプキンがトイレットペーパーと同じように必要な時にいつでも当たり前に入る社会を目指したい」
従業員からも歓迎の声「安心して利用してほしい」
おととしから始まったサービスは全国39都道府県の商業施設やオフィス、学校に広がっています。アプリのダウンロード数は70万件を突破しました。
(toreluna事業本部広報担当・谷田聡美さん)「利用者、設置施設、あとは広告出稿企業。この3者にとって持続可能な形で運営できるところが導入の拡大に繋がっていると感じています」
ゆめタウン別府店では、客用トイレ19室に加え福利厚生として従業員用にも2室にサービスを導入しています。
(ゆめタウン別府店食品次長・岩本富由子さん)「緊急で必要になるので私自身も助かっている。お客様に安心して使ってほしいという気持ちもあるし、従業員も安心して働いてほしいのでどんどん使ってほしい」
トイレットペーパーと同じように必要なときにいつでもナプキンが手に入る安心感。優しさとビジネスを掛け合わせた新たな仕組みが、地域に根を下ろし始めています。
「生理の貧困」 行政の支援も進む
生理は痛みや想定外の日に始まってしまうことなど日常の困りごとになっていますよね。さらには、経済的な理由で生理用品の購入に困る「生理の貧困」が社会問題化されています。
様々な事情で生理用品が入手できない人を対象に行政の支援も進んでいます。大分市では市内の小中学校や男女共同参画センター以外にも3年前から市役所や保健所、コンパルホールなどで無料配布を行なっています。
また県立芸術文化短期大学では今年度新たに学内トイレに生理用品を設置したり学生に無償配布したりして”学内インフラ”を整備する方針です。
生理用品がトイレットペーパーと同じように女性が不安のない日常を送れるようになるといいですね。
